菓子店舗詳細

店舗情報

ビスマン本舗 殿畑双葉堂

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 風光明美な中津城の城下町で1889年の創業以来、味と素材にこだわったお菓子づくりを続けている和洋菓子店。2代目の殿畑龍雄さんは、いまなお角界にその名を残す名横綱・双葉山を少年時代から何かと面倒を見ていたそうで、屋号の「双葉堂」はその縁に由来したものです。現店主で4代目の安司さんは「感動ある本物のお菓子づくり」を生涯のテーマに掲げ、地元に愛されることを原点に創業以来120年余の看板を守っています。
業種
和洋菓子
店舗名
ビスマン本舗 殿畑双葉堂(びすまんほんぽ とのはたふたばどう)
所在地
〒871-0034大分県中津市大字植野523-2【本店】
電話番号
0979-32-6151
ファックス番号
0979-32-5658
販売責任者
殿畑 安司

商品情報(1)

こだわりの逸品

ビスマン

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 やわらかいビスケットの生地に黄味餡を包んで1つずつ丁寧に焼き上げて作った乳菓です。黄味餡、上白糖、小麦粉、マーガリン、卵、アーモンドプードル、蜂蜜などを原材料に使用しており、賞味期限は常温保存で25日としています。私自身、香料を使うのがあまり好きではないことから、できるだけ自然の素材の味を大切にしたいと考えて作っています。(1個129円~)1個(本)あたりのお値段:129円(税込)

こだわりの技

 すべて自社工程で作っています。特に生地づくりにおきましては気温の変化などによって若干食感が違ってくることから、季節によって差異が生じないようその調整には気を使っています。ビスマンの形自体は昔と変わっていないのですが、いまは機械で成型しています。

商品開発ストーリー

 天正18年(1590年)、宣教師のために神学校を建設したお礼として、故郷のお菓子「ビスカウト」を藩主に献上したというエピソードに基づき、地元・中津の南蛮文化を表現しようと黄身餡をビスケット生地で包み「ビスケット饅頭」として昭和31年に発売しました。
 戦前はずっとカステラの饅頭(カスマン)が焼き菓子の主流だったのですが、戦後になって練乳やバターなどを使った乳菓が人気となってきたことから、カスマンにそういった材料を入れて風味を良くし、これまでにない食感のお菓子をと作り始めたのがきっかけです。
 また15年ぐらい前にハーフサイズのプチビスマン(9個入り577円~)を商品化したのですが、こちらのほうも食べやすいサイズと値ごろ感で若い女性の方を中心に人気を集めています。

商品情報(2)

こだわりの逸品

銅鑼焼

 豊前中津城の初代城主・黒田官兵衛(2014年の大河ドラマ主人公)を偲び作り始めたどら焼きです。1個(本)あたりのお値段:135円(税込)

こだわりの技

 天板で1枚ずつ焼き上げるという昔ながらの製造方法で作っています。

商品開発ストーリー

 以前より黒田官兵衛をはじめとする黒田武士の顕彰会の活動に携わっていたのですが、そうしたなかで何か官兵衛に関係のあるお菓子を作ったほうがいいという仲間たちからのアドバイスもあって4年ぐらい前に商品化しました。黒田官兵衛が2014年の大河ドラマの主人公になったこともあり、地元の活性化のためにもこれからますます力を入れていきたい商品です。

オリジナルテーマ

お菓子に対する思い

 責任をもってお菓子1つひとつを丁寧に作り、またお客さま1人ひとりを大切にして丁寧に販売する、ということに尽きると思います。これまでもそういう思いで商売をさせていただいてきたので、これからもその思いを忘れずに続けていきたいと思います。さらにお菓子づくりを通して社会に貢献するという観点から、地元の食材を大切に使うことはもとより、地元の方たちが郷土の誇りと思えるようなお菓子を作っていきたいと考えています。

お客様からの声(評価)

 地元の方に加え、中津出身の方が帰省された際に来られることが多いです。特にビスマンに関してはありがたいことに地元の銘菓として多くの皆さまに愛され続け、殿畑双葉堂というお店の名前は知らなくてもビスマンは知っている、という方も数多くいらっしゃるようです。

安全性について

 焼き菓子類はどうしても湿度の変化に影響されやすいので、賞味期限につきましてはやはり神経を使います。また衛生面に関しましては、お菓子を作る上で守るべきことはちゃんと守って作るというスタンスで日々の作業を行っています。

おすすめの菓子店のご紹介

 同じ中津市内の「武蔵屋総本店」さんです。蛤の形状をかたどった最中のなかに乾燥した小豆餡とあられが入っていて、お湯をかけてとくとお汁粉になる“蛤志るこ”で昔から有名なお店です。